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繊研plus都内のレディス専門店は11月、売り場の人手不足に悩まされた店が多かった。扶養控除が適用される基準年収を超えないよう、働き控えをする学生アルバイトやパート社員が今年は特に多かったからだ。
いわゆる「103万円の壁」問題なのだが、最低賃金が上がり続けているため、年々基準に達しやすくなっている。東京都では10月にも引き上げられ、追い打ちがかかったのかもしれない。店の繁忙期にもかかわらず、働けないスタッフが増えたことで正社員の負担が増えてしまった。
年末の物入りな時期に、働きたくても働けないのは痛手だろう。なかには大好きだからという理由で働いている学生もいる。店長も「11月は目玉商品の入荷や館の大きなイベントもある大事な時期。ファッションが好きな子にとっては、モチベーションを下げてしまうことになるかも」という。
政府は25年度から、この壁を178万円を目指して引き上げる方針だ。これで学生やパート社員の働ける余地が少しでも広がれば、来年の今頃は店にとっても社員にとっても、少しは状況が改善されるかもしれない。
(相)
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