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ロレアルとOpen AIがAI時代におけるビューティ領域の変革に向け協業へ

 ロレアルグループは、毎週9億人以上のユーザーが利用するAIプラットフォーム「ChatGPT」を開発したAI研究?開発企業であるOpenAIと、AI時代におけるビューティ領域での協業を発表した。

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 今回の協業は、「AIを活用したエージェンティック?コマース(自律型コマース)に向けた新たな消費者体験の構築」と、「研究開発からマーケティングに至る、AIを導入した業務(メティエ)の変革」という2つの主要領域に重点を置いている。これにより、ロレアルが進める「トランスフォーマティブAI(変革をもたらすAI)」ロードマップは、OpenAIを基盤パートナーに迎えることで大きな一歩を踏み出す。

 AIを活用した消費者体験とAIネイティブ?コマースの具体策として、ロレアルグループの「メイベリン ニューヨーク(MAYBELLINE NEW YORK)」は、ロレアルの「ModiFace」技術を搭載した「メイクアップ?バーチャルトライオン」機能をChatGPT上で直接提供。これにより、消費者がAIとの対話を通じて、リアルタイムで好みのメイクを提案を受け、その場で試せるという新しい体験を実現する。また、OpenAIと連携し、米国におけるChatGPT内でのロレアル製品の検索性を強化。「ランコム(LANC?ME)」から「ケラスターゼ(K?RASTASE)」まで、幅広いブランドの情報をより適切かつスムーズに届ける。「スキンシューティカルズ(SkinCeuticals)」、「セラヴィ(CeraVe)」、「ガルニエ(Garnier)」は、消費者の購買意欲や意思決定の瞬間に合わせ、AIネイティブ広告の先駆けとなる、ChatGPTのグローバル広告パイロットプログラムに参画するとした。

 研究開発からマーケティングに至る、AIを導入した業務(メティエ)の変革として、ライフサイエンス領域に特化したOpenAIの推論モデル「GPT-Rosalind」を活用し、数百万もの有益な微生物が存在する「肌のマイクロバイオーム(常在菌叢)」のマッピングをこれまでにない規模で進行。有益な細菌を特定することで、「ラ ロッシュ ポゼ(LA ROCHE-POSAY)」を皮切りに、ナチュラルで効果的な次世代スキンケア製品の開発を加速させる。さらに、OpenAIの最新モデルをロレアル独自の生成AIビューティコンテンツ作成プラットフォーム「クリエイテック(CreAItech)」に導入。ブランドが培ってきた歴史や世界観(ブランドヘリテージ)を反映した高品質な画像や動画の生成を可能にし、人間の創造性をさらに拡張する。

 ロレアルのチーフ デジタル&マーケティング オフィサー、アスミタ?デュベイ(Asmita Dubey)は 「ロレアルでは、AIに対してより高い基準を求め、ビューティを愛するお客さまをはじめ、マーケティングや研究開発といった当社の専門業務(メティエ)、ならびに社員一人ひとりの可能性を拡張できると信じています。OpenAIとの協業は、ビューティという領域において新たなソリューションを生み出すという私たちの志を、組織?仕組みのレベルから強力に支えてくれるものです」とコメントした。

 また、OpenAIのEMEA地域マネージングディレクター、エマニュエル?マリル(Emmanuel Marill)は「ロレアルは長年にわたり、科学、創造性、そしてテクノロジーを融合させて美の未来を形作ってきました。研究やイノベーションの加速から、社員の新しい働き方の支援、そして消費者にとってより便利で直感的な体験の創出に至るまで、同社の次なる章を共に支えていけることを大変嬉しく思います」と述べた。

 ロードマップは、パーソナライズされたAI搭載のビューティツールを提供する「消費者体験の拡張」、マーケティングから研究開発、イノベーションに至るまで、各チームがよりスマートかつクリエイティブに成果を上げられるよう支援する「チームの能力向上」、社内ツールである「ロレアルGPT」や個人向けAIコンパニオンを活用した「組織全体のAI対応力(ケイパビリティ)構築」を優先事項に沿って構成。OpenAIとの提携は、このロードマップにおける重要なマイルストーンとなる。

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